漢方医学では治療に漢方薬を用いるのが基本です。
漢方薬と一口に言っても、種類がいくつかあります。
多くの人が知っているのは、エキス剤や煎じ薬や散剤でしょう。
エキス剤は煎じ液を顆粒状にしたものです。
そのまま飲む人もいますが、お湯に溶かしてから服用するのが推奨されます。
煎じ薬はガラス容器などで生薬を煎じ、液体を抽出します。
長時間煎じる成分が破壊されてしまうので気をつけなければいけません。
散剤は生薬を混合したものを粉末状にしたものです。
また、丸剤や膏剤もあります。
丸剤は錠剤と考えればよく、生薬の成分が揮発しないので重宝されます。
膏剤は漢方薬としては珍しいと思われていますが、皮膚疾患に大いに役立つので意外と使われていることが多いです。
漢方薬によっては、手軽にドラッグストアで買うことができます。
しかし、間違って服用すれば体に悪影響が出るので注意しましょう。
できれば、漢方を扱う病院に出向くようにしたいです。